本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

2021-01-01から1年間の記事一覧

今年も、1年間、訪れていただきまして

誠にありがとうございました。 迎える新年は、皆さまにとって 良い年でありますよう。お祈り申し上げます。 我が家の姫君 年末のこの日、大晦日は、どうやら、雪の1日で、終える事に成りそうです。 久しぶりに、寒い冬です。 皆様におかれましては、寒い中…

北海道も、この冬は、寒いやろな~

たまたま、夕べから雪が降り続いて、寒い今夜なんやけど 北海道に居ててら、こんなの比や無いやろな。 今作で、9作目しかも、主人公が変わって、3作目 喜多さんが描く、人情ってのは、料理が無いと始まらん お弁当屋さんのおもてなしー宅配編3 これも、もう…

マハさん作品の傑作。

ともかく、面白い。 お薦めします。新刊コーナーに平積みに成ってますから 手に取ってください。 丘の上の賢人 この作品、「旅屋おかえり」で、14年に1作目が、出されてる様で 2作目の様です。 せやからって、戻って読むことは、止めといて この作だけにしと…

横浜の情景がこの作品には

ぴったり嵌る。 元町に行くには、石川町の駅から歩くのが早いけど 山手は、この駅の屋根の上に見える、山の上。瀟洒な、洋館の建物が、線路の上に見えてます。 時々、この作品の舞台は、ここかな? 思って、駅の階段を歩いてる時も有るんよ。 石川町で、降り…

気に成ってるけど、よう入らん店って

皆さん、どんなきっかけが有ったら、入らはります? 僕は、毎月、月命日に妹と、ランチに行くんで、 タウン誌を、見て、良さげな店を選んで行く様にしてるんよ 良く通る通りの店でも、中々入られへんやん。 それも、中の様子が見えるお店ならまだしもね・・…

占星術に知識が無くて・・

ちょっと分からへん、専門的な用語に、四苦八苦。。ウィキペディアが大活躍する、読み物なんやけど、 この作、新作で3巻目となりました。 満月珈琲店の星詠み 「ライオンズ・ゲートの奇跡」 この作品、望月さんの物語もさる事ながらジャケットのデザイン画も…

生まれた時からの悪人って

どうなんやろ?ほんまに居てるんやろか? でも、どうにも成らん悪人は、居てる気もする。 この頃の犯罪者言うかね、事件の報道を見てるとね 「殺人」なんて、ゲームの様にやってるやん。 犯人に、殺した、言う実感は有るんやろか? 贖罪の奏鳴曲 中山七里さ…

これは、エッセイなのかな?

つい最近、ここに原田さんの作品アップしたんで、本屋の新刊コーナーで、見かけてしまうと・・ 買わずにはおられへんのよね~。 やっぱり食べに行こう。 この作品、エッセイと、帯には書いてるけど。単に、原田さんの、食レポ日記みたいなもんやった。とにか…

最近漫画でも、何気ない日常を描く

普通に日常を描く脈略の無い物語言うのが流行ってるらしいが? 漫画では、その中のキャラクターに 自分のオシメンを探すんやて、そんな話をテレビの番組で、知ってん。 正に、この小説も、その流れに乗った作品なんかも? 愛なき世界 三浦しおんさんの作品は…

政治の話はね、タブーでは無いけど

中々、小説を書く人達にも、ネタとして 引いて見てる作家さんが多いと思う。ジャーナリストでは無いからね。 しかもスキャンダルを追ってるわけや無いし イデオロギーと、言われてもと 多分、答えられへんからや、思うんです。 総理の夫 若しも日本の首相に…

画家も漫画家も、誰かに見出されへんと

生活の糧にはならへん商売なんやね。 今作は、松岡さんの作品を挟んで、青山さんの新作です。 ですが、実に偶然な事ですけど、松岡さんのエクリチェールに 共通する部分のある物語やった。 赤と青のエスキース 才能ってのは、工芸にしても、文学にしても、芸…

松岡作品で、人が亡くなるミステリーは

初めてなんやない? 万能鑑定士シリーズでも、これに続くシリーズでも 今まで、松岡圭祐さんの描く、事件捕物帖では、 一人も亡くなってへん、思うけど???気のせい? ついに、亡くなる人が出た。 新人作家・杉浦季奈の推論 この作品、僕は、大好きです。…

木曜からの続編でした。

同じ喫茶店から始まり、同じ人達のまた違うお話。 京都と、東京と、シドニーにまでわたる人脈で、描かれるチェーン・ストーリーの柔らかくて、華麗で、安らかな 「はんなり」した物語。 ココアで知り合う縁が、お抹茶にも引き継がれ過去から永遠に続く縁。 …

贔屓な喫茶店。

一宮市民なんで、僕も、喫茶店文化の中に慕ってる一人 市民の多くが、どっかしら、御贔屓にしてる喫茶店が有って 朝も早よから、入りびたる毎日言うのが、普通に見られる 僕は、そこまでや無いけどね。なんせ朝は、インスタントの珈琲で満足できる人なんで。…

坊さんは、仏様じゃないから。

生きてる生身の人だから、皆、信用するねんで。 中々、お寺さんを題材にした物語も、少ない思うけど これは、良く出来てます。 お坊さんが皆の悩みにすべて解決策を解き明かせるなんてそりゃ無理です。言うのが、本音。 そんな、お寺のご住職のお話です。 ひ…

横浜とか、鎌倉とかタイトルに書いてると

ついつい手に取ってしまう。 まだ他にも、「京都」とか、「広島」とか、「大阪」とかね自分にとって馴染みの場所やから。 そんな街の、公僕に勤める職員さんの物語です。 横浜市港湾局 みなと振興課 この物語、観光ビジネス物語みたいな、感じするやん。 タ…

池井戸潤さんの作品、新刊です。

「民王」これ今、本屋に平積みいっぱい置いてますやろ 誰か、アップするやろ思ってたけど・・ 結局、自分も上げる事にしてん。 民王 池井戸さん、やから時世の話題を、 面白おかしくパロディー化して物語にされるんは、お得意の作家さんやけど。 この物語も…

最後は、松宮脩平刑事の物語でした。

約20日間で未読だった、「新参者」シリーズを、 読み切る事が出来た。思い立ったが吉日。どうしてもやりたい事は、決断が大事。 その事で、何かが置き去りに成っても。しゃーない人間、何もかもは出来へんからね。 希望の糸 最後は、ハードカバー作品です。…

育つ子供が悪いのか?

育てる親が悪いのか? 幼児の子を拉致して殺してしまう様な、子供が「親のせいだ!」と言うような、未成年のガキは・・・親が悪いに決まってるわ。 未熟な親が、子供を作っちゃあかん言う事。 昔なら、大家族で、子供は、親だけや無くて、一家総出で、面倒み…

加賀恭一郎と言う学生

始まりは、大学4年の卒業前。東野さんが、生み出したキャラクターでは有るが 麒麟の翼、祈りの幕が・・に至る、加賀恭一郎とはこの物語が原点や、思うと。 自分が言うのも烏滸がましいけど、「なるほど」と、思う。 卒業 僕はね、親友なんて人、学生時代も…

昔、流行った、手法は東野さん?

映画のカット割りの様に、 文節を切って、時系列に、同じ時間の場所の違う場面を 展開させていく手法。 宮部作品でも「模倣犯」は、これと同じ手法で、 もっと細かく区切って、場面展開させた作品も有るねんけど。 始めたのは、東野さんなんかね?それとも、…

東野さんの若き挑戦は、まだ有るんねん。

この作品、主役を食って、被害者家族が、警察官で、事件を推理してしまう。加賀恭一郎の存在の薄い、それでも、確実に居てる。何とも、興な作品。エンディングでも、誰が犯人か分からへんまま 終了。なんじゃそれ!な、物語。しかも、最後に袋とじ。何処まで…

東野圭吾さんの、挑戦が感じられる逸品やね。

まだ若い頃で、何でもやってみたい作家魂が表に出てる。前作の「眠りの森」とは、全く違う作風。加賀刑事の物語なので、警察なら「調書」の様な作風。日記とか、記録簿の様に物語を綴られてんのよまた、物語の内容も、犯人による、犯罪史を見せられてる感じ…

閉鎖した、社会の人達は・・

業界って、よく聞く言葉やけど。代表的なんが、「芸能界」「角界」「梨園」などやろか? 僕は、産業機械業界? この物語は、「バレーダンサー業界」 に、成るんかな? 宣告通り、「眠りの森」を、アップします。 眠りの森 まだ、幼児で、言葉も拙い頃から、…

練馬署時代の、加賀恭一郎

と、言うっても、練馬付近の描写は皆無の作品やった。宣告の通り、新参者シリーズを順不同で、お送りいたします。 嘘をもう一つだけ この作品で、描写される、加賀刑事は、優秀なんよ。刑事そのもの、狼の様な、しつこさと、鋭さ。犯人には、隠れる事すら許…

加賀恭一郎と言う、刑事を探ってみたくなりました。

東野圭吾さんの作品、今は、「マスカーレード」シリーズが話題に成ってるけど、その前は、「ガリレオ」シリーズ、その又前は、「新参者」シリーズ。日本橋署刑事、加賀恭一郎の刑事ものが、 東野さん代表作やってん。 最近、ここには、「白鳥とコウモリ」を…

1年ぶりの新刊は、これで終わりかも?

中原さんの描く猫の世界。 話は猫の話なんやけど・・ はけんねこ3 猫が、猫の里親を斡旋って、おかしな話なんやけど いかんせん、悪いのは、人間なんで、 飼われへんのに、「飼いたい」言う子供、子供は元々飽き性で、実際に世話をするんは、親やって分かっ…

舞台医療サービスなる仕事

医療サービスを舞台関係者に提供する。 実際有るのかどうか?僕は、知らへんけど。 たまたま、病院の向かいが市民会館やったりしたら地政学上こう言うサービス有っても、ええか?言う事かね。 物語の中でも、そんな感じの話が書いてあるから。 希望のステー…

田舎に住むのと、街中に住むの、どっちがええの?

この作品も、3作目。 千葉の南房総に親の家を引き継いで住む事にした 青年の話。 海が見える家 逆風 夏は、海が有るから賑わう別荘地なんて、言うと聞こえはええけど。 住んでる人が、居てるわけや無い。ただのお客さんなんで 過疎に違いない。 同じ様に、…

How to 本では、無いですよ。

グルメネタの原田ひ香さん、言うイメージなんやけど。 これは、ちょっとちゃうよ。 しかも、新書でもない。 れっきとしたドラマです。 3千円の使い方 前のブログで、フライングしてしもてるんで、予定通り紹介します。 この物語、タイトルでも想像が付くけど…