本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

坊さんは、仏様じゃないから。

生きてる生身の人だから、皆、信用するねんで。

中々、お寺さんを題材にした物語も、少ない思うけど

これは、良く出来てます。

お坊さんが皆の悩みにすべて解決策を解き明かせるなんて
そりゃ無理です。言うのが、本音。

そんな、お寺のご住職のお話です。

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ひねもすなむなむ

ひねもすなむなむ、タイトルの意味は、
終日、御仏に、帰依(無心でお仕え)しますと、言う事なんやろか?
僕も、今、自分の親たちを弔った菩提寺にお仕えして、
檀家総代を、勤めてます。そやから、今のお寺事情を考えると

世の中は、宗教言うものに、無関心言うのか、離れてる言うのが

実状ですわ。

海外の人が見ても、日本人の目から見ても、日本人は今
無宗教」の国と、思われてる。

せやのに、お正月の初詣に、天皇陛下万歳参賀にも大勢集まる

お盆はする、その上、クリスマスにハロウィンに

はたまた、バレンタイン。

サラリーマンなら
メーディーまで、一体なんの宗派?思うけど、それでも

無宗教と、答える?都合のええとこだけ、パクる。
それが、悪いとは、全然思いまへんが、

ちゃんと自分の親や、ご先祖が継いで来た

宗教と向き合った事は有るの?勉強はしてみた?

天皇は、神だと知ってる? 天照大神様は、なぜ伊勢に居てるのか?

知って、初詣の神社に行ってるの?お賽銭は何の為?分かる?
お寺は、浄財やで、知ってた?

色々あるけど、僕は、仏さまに今は、帰依してます。

僕は、仏教で良かった思ってます。

皆さん、キリスト様? アラーの神さん? 天照大神様?
それは、誰でもよろしい。だけど、何かにすがりたい時
ちゃんとした宗教は、ほんまに救いになる思います。

親たちが、居なくなった日に、帰った家の寂しかった事

忘れへん。何にも音もない部屋に、電気付けたら

部屋が広すぎて・・いつも見てた部屋やのに。自分の家やのに

仏壇の前に座って、お経を読んだら、少しは我慢できる。

お寺さんに、お参りに行っても、同じ。

神社にお参りに行っても、同じで、何か、不安が有っても

少しだけ、安心できる場所が、そこには有るねん。

 

無宗教でも、ええですけど、何かに頼る言う事を

忘れへん様に、生きてる自分が救われへんと、

苦しいで。

あーだけど、変な宗教に嵌らん様に、そこは注意せな

あかん所や。信徒は、身ぐるみ剝がされてまう宗教も有るからね
気ーつけや。

名取さんの宗教感は、分からんけど、この作品で書かれてる

仏教感ってのは、どの仏教宗派にも通じる、大乗仏教そのものです。

良かったら、この本で仏教言うものを、知って欲しい思います。

若い人に、特にね。