本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

練馬署時代の、加賀恭一郎

と、言うっても、練馬付近の描写は皆無の作品やった。
宣告の通り、新参者シリーズを順不同で、お送りいたします。

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嘘をもう一つだけ

この作品で、描写される、加賀刑事は、優秀なんよ。
刑事そのもの、狼の様な、しつこさと、鋭さ。
犯人には、隠れる事すら許さへん執拗な、付きまとい。
「毎日、来るか!」言う、感じ?
犯人にしたら「今日は、なんやねん!」と、成るやろ。
ある意味怖い、刑事の姿を書いてある。
だけど、練馬の雰囲気は、全く無いね。日本橋シリーズとは

毛色がちゃうね。

それと、この巻は、テレビ的言うのか、舞台的、言うのか
登場する人物は、加賀刑事と、犯人と、少数の関係者だけで
話が進む、言うって見れば、刑事と犯人1対1の
芝居っぽい作りになってるから・・
もう、この時点で、ドラマ化は決まってたんかもね。
テレビドラマは、観てへんので、今になって、後悔してる自分。
次は「眠りの森」アップする予定。