生活の糧にはならへん商売なんやね。
今作は、松岡さんの作品を挟んで、青山さんの新作です。
ですが、実に偶然な事ですけど、松岡さんのエクリチェールに
共通する部分のある物語やった。
才能ってのは、工芸にしても、文学にしても、芸術にしても
自分で評価出来やんから、色んな繋がりを持ってへんと
見いだされることなく、埋もれてしまうねんな。
ほんまの芸術性が有って、見出されへんやったら・・・
結構な損失なんやないやろか?
今の世の中は、そう言うのちゃんとしてるんやろか?
昔はね、ゴッホやないけど、亡くならはったから
見出されて、今では、億ションに掛かるくらいの価値やけど
もう、本人居てへんやん、喜べるか?
まだええ方?「箸にも棒にもかからん人って」
ほんまに、才能無かったんかな~?思うやろ。
そう言う事って、今でも有るんちゃうの
バンクシー見たいなんも居てるけど。
でも、この物語に出て来る人達は、報われた人達
これも、縁によって繋がってる人が居てたから
偶然でも、繋がった時に、閃きが有ったから
生活の糧が出来て、才能で生きて行かれる。
そんな話です。
青山さんの作品は、チェーンストーリー、この作品も
少なからず同じ形態です。多少、ココアとは違う所も
有るけどね。
なんかね、柔らかいええ雰囲気の作品やから
気持ちが落ち着いてる時に読まれると、ええ思います。
そしたら、もっとええ気分に成るよ。請け合います。