本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

辻村さんの、新作です。

これ、知ってたけど、本屋の平積みも、手に取るまで

大分迷ってしもて・・なんたって、ハードカバーで分厚いから

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琥珀の夏

今ね、本屋には、かがみの孤城が、文庫で平積みされてるから
辻村さんも、旬な、作家さんかもしれへんね。

でも、この作品は、全く違う作品やで。

日本の少子化問題の本質かも知れへん物語と、

ミステリーの組み合わせみたいな、作品やった。

 

僕は、独身なんで、子供も居てへんからね

子育ての大変さの本質なんてのは、理解出来やんし

今の制度で、子育て世代が、満足出来てへんとか、

物足りへん言う事も分からへん。

そもそも、少子化を、誘導してきたのは、政治やからね。

経済成長重視に舵を切る戦後から始まって、今に至るまで
仕事が出来る都市部に人を集めて、子供を親から引き離す政策を

続けて来たんやから。

これまでの国民は、政策に反対もしてへんからね。

だけど、その事と、子供を育てる事に、関わる親の役目言うのは

変わりが無いはずやのに、何を、問題視してるのか?

親がちゃんとすればええ話。

で、子供を預ける保育園が無いとか、言うけど

少子化なんやから、そんな先の細い事業に

金突っ込めるはずもない。当たり前の事やん。

嫌なら、親と住んだらええがな?と、

僕は、思うねんで。
反論も有るやろけど。もしくは、田舎に住んで
保育園に余裕のある地域に移り住むかね。
仕事がしたけりゃ、そこから通ったらええやん。

そんな話は、どうでもええけど、この物語の
辻村さんが、提起してる様な話は、

フィクションで有って欲しい思う。
これが、ほんまに現実にも有るなら、日本人の親は
子供を産んでは成らん。思うね、親として未成熟。

そんな気がしたわ。

 

作品としては、流石辻村さん、言う作品やった。

芥川賞でも直木賞でも、辻村さんに、送るべきや

それに気づく選考委員は、居てへん思うけど・・もの足らん作品しか

出してへん人が、選んでるから。

本屋大賞くらいのもんか? ちゃんと、作品の評価が出来るんは