まだ若い頃で、何でもやってみたい作家魂が表に出てる。
前作の「眠りの森」とは、全く違う作風。
加賀刑事の物語なので、警察なら「調書」の様な作風。
日記とか、記録簿の様に物語を綴られてんのよ
また、物語の内容も、犯人による、犯罪史を見せられてる感じや
人の頭の中言うのか、心の中を見られたら
自分に対して、どう思ってるのか、知りたい?
若しも、悪意を持ってて、分かり合えんと、思ったら
その相手とは、付き合わないで済ませられる?
好意を持ってる人なら、友達に成れるやろか?
幼少期の子供たちは、どうやろ?
そしたら、生きるの楽やろか?
子供でも、好き同志線引き出来るやろか?
大人なら、どうやろ?
セクハラ・パワハラ・DV そんな悪から逃げられるやろか?
「いじめ」に合わへんように、回避出来るやろか?
人の持つ「悪意」は、何時作られるんやろ、きっかけは
何やろ、消せるものなんやろか、どんどん大きく成るもの
なんやろか?
そう言う話を、小説家の犯罪に載せて描かれてます。
難しいです、この物語は。どないしたら、こう言う事に成るのか?
真剣に悩むわ。
加賀恭一郎が、中学教師から、刑事になった理由が
ここに。練馬署時代作品やで。
次は「どちらかが彼女を殺した」を、上げます。