本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

親子ってのは、通じ合えてるもんなのか?

柚木さんの作品で、「純文学」的、作品は初めてかも?
多くが、法廷ミステリーの作品や、思うけど。

これは違います。

風に立つ

親子関係と、いうのは「血縁の親と子」とか。
「師弟の親方と弟子」とか、大きく「大人と子供」とか
はたまた「先生と生徒」とか、この作品では、
保護監察の「養育者と、対象の未成年者」などの、関係様々

歳の離れた、世代の違う人同士で、まじめな話
気持ちや、心の内が、話しただけで、分かり合えるやろか?
もっと言えば、子供の方は、爺・婆と思ってる人と
通じ合える思います? 話して、話が合うと思います?
例えば、好きなタレントは? 的な話でもええですよ。
50.60.70代の男性と、10.20代の女子 やったら
きっと、どんなに話しつくしたって、行き違い云うか
好きなタレントが一致する事なんて、無い思います。
そりゃね、中には「昭和歌謡」が好き、言う子供も居てる
思いますけどね。その子が、自分の子に成るかどうかは
どんな確率です? 数%も無いでっしゃろ。
この物語は、その違いを乗り越える云うかね
それでも、上手く付き合える親子関係云うのは
どういう姿なのか? 云う問いかけやった。
僕は、この物語は、成功例を書かれてるから
これで、ええ思いますけど、ほんまに上手く行ってへん
親子や、師弟や、先生と生徒は、いっぱい居てる思うねん
現実にどないしたらええねん、思ってる人、多い思うねん
僕は、個人的にですけど
「もう、仕方ない、そんなん話合わんのは、やむをえん」
そこは「別々の考えでええ」思う事と、
「喧嘩に成らんけりゃ」それで善しとしよ。
で、その上で、共通の意志疎通をする為には
やっぱり、中間の年齢層の人を、置くか
若しくはそんな年齢層の人を頼るかした方がええ、思うねん。
その人を、通して、お互いが、言いたい事を伝え合う。
どうですかね?この方法。
特に企業や、団体組織の人事の在り方云うのは
景気の都合で、人事の採用を見送ったりして
社員や、職員の年齢層が、離れてしまってる集まりは
ほんまに、ダメや、思いますよ。
社長の言葉を、今の若い世代(Z世代)が、聞くわけが無いやろ
思います。
聞きたない話、聞かされて、理解も何も無いわな。
当たり前のこっちゃ。
だから、間の世代が必要や、思いますよ。
一緒に「USJ」に行けるくらいの世代云うのかね?
緩衝材的存在が必要。

たまたまですけど、この作品の話は、その緩衝材世代が
主人公達です。かね?

新しい柚木作品でした。
それにしても、柚木さんの作品は、どれも話が
長いな~。本が重たくて。【+*+】