本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

レンタル倉庫では無く。

個人の持ち物を、一時的かつ長期でも、短期でも
預かって、保管する、言う商売。
実際に在ったら、事業として成り立つやろか?

一応、預かり期限を過ぎたら、事業者の責任で処分は出来る
云うシステムではあるが。

あずかりやさん 3

本作これが3巻目、大山さんの作品は、これしか読んでへんけど
ちょっとばかり複雑な人間模様が見える物語
ミステリーっぽさも有りますねん。
だって、どんな人が、どんなもん持って来はるか
分からへんからね。
例えば、危険物とかね、「預かって!」言うたかて
資格がないものんは、受けられへん相談やろ。
せやけど、中身確認出来やんかったら。
黙って契約期間中は、保管するしか無いやん。
ちょっと怖いやんね。
他にも、困るかも? 思うんが、「食べるもの」
云うーてくれたらええよ。
黙って、紙袋に入れて、「これ、明後日まで、置いてくれる」
とか、やったら・・そんなん、腐るって。
「食べるもん」です。云うーてくれな。なんて
この作品の中での話には、そんなん無いけどね。
みんな中身はこれです。云うて、見せてから、保管の契約
してますから。
ただね~、預かる云うのに、3年とか、10年とか
そんな長い契約は、正直困るやん。
それでも、受けはる店主。
これが、商売の本質かも? なんでも受ける。

これ、前巻と比べると、ちょっと読みやすく成ってる
それこそ、京極さんの作品や無いけど
文節が、きれいに纏まってるから
これは、最近の編集者さんに、広まってるんやろか?
出版業界の新しい取り組みなんやろか?
それとも、電子化云うもんが、読みやすさを追求
してるんやろか?

でも、ええ事やね。
本を読み疲れなく云うのは、本屋を無くさせへん
一つの取り組みとして、評価できる。

この本、ジャケットもなんか、柔らかい感じで
ええでしょ。 僕は、こう云うの、手に取りやすい。