本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

家族や、身近な人を失ったらあなたは生きられますか?

昔、タイトルに書いた様な設問をどこかで受けた様な?

しかしながら、自分も両親に、わずか2か月の間に
逝かれてしもて、その時の喪失感たるや。
立ち直れへん、気分やったで、
なんや、ずっと同じ家に住んでたのに、
部屋がやたら広く感じてん。今まで、介護してた親が
寝てた空間が無くなった分、何も置かれてへん空間が出来たからや。
この物語の兄妹もきっと、同じやないやろか?

くろねこカフェのおやつ

本のタイトルは、ちょっと軟弱い感じやけど
これ、家族を亡くして喪失してる遺族を、支える
役目を買って出た、葬儀屋さんのお話やで。

 

中々ね、そら、立ち直れまへんって。
何十年も一緒に生活してて、ご飯も食べ
川の様に並んで寝てた幼少期もあるわけやし
普段喧嘩ばっかしてたって、居てへん様に成ったら
その喧嘩の相手も失ういう事で、寂しいやん。
慕ってたら猶更やで。

なら、どないして吹っ切るんか? 切ない思いを
どないして、忘れる云うか頭から切り離すか?
僕、一番ええのは、忙しいくらい、やることが有って
その、泣いてられへん状態に成るんがええかな?
思いますよ。
その一例がね、亡くなった家族の行政手続きとか
申告関係の申請を出すとかの、時間をおいても
ええけど、絶対やらなあかん仕事云うのが有るやん
それを、急いでしますねん。
そうするとね、役所って、行くのも
平日3時までやったりするから、結構イライラしまっせ
そんで、余計急ぐ感じに成って、悲しみから
抜け出せんねん。

でな、忘れた頃に、亡くなった人の持ち物や
道具やら、使ってたものを整理すんねん。
そこで、悲しみが「思い出」に変わるんねんで。
ええ話でっしゃろ。

この物語は、思い出に変えるのに
思い出の「お菓子」を、食べて飲み込んでしまおう
云う手段でやんねん。
方法はなんでも、ええのよ。
前を見て生きて行こう。きっと西方浄土で見てはるから

海の向こうは死者の世界、こんな言い伝えも
有るやろけど、仏教徒は、「阿弥陀さんのお慈悲に」
護られてるからね~。お盆の終わりに、船に
乗って帰るやろ。
ちゃんと、着くで、浄土に。

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏でも
南無大師遍照金剛・南無大師遍照金剛でも
南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経でも
唱えてたらええねんで。

                 合掌