本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

ビブリア古書堂の事件手帖以来の作品

三上延さんの作品は、ここで紹介したんは、ビブリア古書堂でも、
代が変わった、娘の話になってからの作品を、以前に話したやん。
三上さんのこの作品を、僕は、こよなく愛してんねん。
それも、親の代、「栞子さん」の物語の方をやで。
で、今度は、それとは、全く趣の違う作品を、書きはったで、三上さん。

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同潤会代官山アパートメント

この作品の、タイトルに成ってる、建物
実在してた建物なんやって。
三上さんやから、その描写も、きっとまんま、

その通りの建物やったんやろ、想像するねんけど
話は、そのアパートを、終の棲家にした、言う一人の女性の物語

家、云うのは、大体50年したら、何かはせんと、あかんよね。
建て替えるとか、リホームとかの話やで。
我が家も、親が建てた家を、自分の代で、建て替えた。
我が家は、僕が独り身なんで、親の介護が必要になって
昔の作りの家では、とても、看てられへん言うのが、理由やね
そりゃね、介護保険で、家の色んな部分を、修繕する言う手が
無い事も無いねんけど、床がダメとかね、畳の部屋では
車いす通られへんとかね。罰当たるし。
ともかく、決断する必要が、必ず来るねん。

この物語では、震災を経験した、人が、その恐怖を
目の当たりにした事で、「絶対、壊れへん家に住む」言うのが

頭に有って、当時(1927年)にしては、

モダンなコンクリート作りの、同潤会アパートを、終の棲家に
選んだ、言う事なんよね。
しかも、3階建ての家の3階に住む、云うのが、肝やねん。
昔の平屋住まい経験の人にしたら、3階の部屋でも、高層階やからね
今なら、56階とか、下手したら、60階のペントハウスとか
言い出す話やね。
僕なら、冗談やろ?そんなん、落ちたらどないすんねん?
しかも、地震あったら、かえって逃げられへんやないか?
思ってしまうけどね。

そやけど、ほんま、壊れへん家やったら、家族は一生
そこに、住んで、居たいやろかね?

皆さんも、この本で、少し、家族の「終の棲家」について

話してみては?
羨ましい家族の形態いうのと、一生住む家と
何が、大事で、どんなことなら、変ってもええのか?

ちょっと考えさせられました。

 

僕は、建て替えた自分の住んでる、この家を、

どないしたらええんかな?
それも、考えんとな~。(-。-)y-゜゜゜