本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

1年半ぶりやねんけど、新作が出たよ。

三上 延さん 

ビブリア古書堂の事件手帖も扉子さんシリーズに代わって
三作と、近い所では「同潤会アパートメント」
「江の島西浦写真館」と
ここ、はてなブログを始めてから、紹介してんけど。
ビブリアシリーズは栞子さんシリーズも、全巻読んでて
しかも、わざわざ、長谷の鎌倉博物館に
個人展を見に行ったくらいの、フリークでありんス。

今回も、漱石や、龍之介の登場もある、内田百閒さんを
モチーフにした作品。

百鬼園事件帖

三上さんは、作家さんリスペクト作品つくりの天才やな。
今は無き人やけど、この作家さんは
きっとこんな人やったんやろな~
三上さんの描く、人物像に魅せられる云うのかね
漱石の大雑把な感じや、龍之介の神経質そうな感じは
ビブリア作品の中にも出てて、
この作品にも、それは描かれてんのよ。

しかしながら、この作品は、メインは、内田さんの物語。
怪奇な話を作品として出されてる作家さんやから、多少は
想像できる部分も有るけど、憑りつかれてる人みたいな
三上さんはそれを
私生活に起こる面妖な、
事件にしてしまうねんから。凄ご!。

 

そっくりさんって、タレントさんなんかは、
テレビでも、似てる人が出てくる番組や
物まねみたいに、メイクや声で似てる雰囲気出してる
人は、居てるけど。
ふつうは、そんな人が居てて、面白いから成り立ってる
話やん。
せやけど、それがマジで、写し絵みたいに自分が
もう一人居てたら、あなたなら、どない思います?
怖い思いませんか? 僕なら、勘違いして
気が狂うかも知れへんわ。
そんな話が、この物語です。

 

久しぶりに、三上さんの作品紹介出来て、めっちゃ嬉しい。
是非、店頭で、お買い上げ下さい。(^_-)-☆