本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

文明開化の夜わ開く。って、どっかで聞いたような?

明治・大正の時代背景で描くミステリー長編
この方も初めてご紹介する作家さん
冬木春央さんの作品です。

サーカスから来た執達吏

まずは、紹介してる自分が、云うのも変やけど
このタイトルの「執達吏」って、なんや?
思て、ウィキペディアしてん。
今は、改名されて、「執行官」らしい。
ってことは、最近ドラマでもやってるやつやな。
「シッコウ」って、織田裕二さんの あれ やな。
なるほど、それがサーカスから来た。云う事やねんな。

さっぱり、分からへん。

話はね、ま~云うてみれば他人のお金を当てにして
自分の借金チャラにしよ、言う悪い輩を
ちょっと懲らしめたろか?いう果敢な少女のお話です。
あんまり書くと「ネタバレ}やから。やめときますわ。

 

この作品、時代背景が面白いねんな。
なんせ、道路を車も走るけど、馬も走る云う時代やし
まだ、服装も江戸から抜け切れてへん云うかね
イカラさんって、表現あるけど、女性の服装も
和なんか、洋なんか、分からん格好でも
しゃれてる云う時代やから、サーカスに出てるような
団員なんて、ぶっ飛んでますわな。
化粧も濃い!云うねん。
そんな時代の貴族?伯爵殿? そんな人達の悪事と
醜い嫉妬や、優越やら、自慢、傲慢
とにかく他人には、負けられへん云う、気負い云うのが
描かれてて、衣装や、文明開化の華やかさとは
反比例な感じがね、すでに、ミステリーな感じやねん

 

作品は、文節の区切りも簡潔で、短く繋げた軽快な
物語に成ってるんが、とても読みやすい作品やった。
帯にも絶賛の賛辞が書かれてるくらいなんで
一気読みできます。目-痛た成りますけどね。
(^^)/