本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

物語を書ける人って、すごい。

図書館戦争の有川ひろさんの新作です。

物語の種

作家さんって、ネタさえあれば、だれの頭に浮かんだ
事象なり、見たものの感想なり、出来事みたいな事から
新しい物語を創造して行けるんやね。
この作品は、有川さんの読者さんが投稿された
ネタから、物語を創作して、一筋「宝塚オタク」言う
設定で何作かの短編集を繋いだ、作品やねん。

自分もね、たまたまやけど、最近、飛騨高山に云ってん
その時にな、人力車を引く車夫の人を見て
なんや、こう言う仕事に就くいう男子云うのは
やっぱり、体育会系云うか、体格も顔立ちも
離す言葉も、まさに日本男子いう感じに成んのやな?
思って、この車を引かせて観光するお客さんを
ちょっとだけ想像してみたんよね、泊ってる宿でな。
せやけど、それはあくまで,想像で、物語を創造すんのとは
ちゃうやんね、
しかも、文章に書くとなったら、組立が必要やん。
人物しかり、場面しかり、巻き起こるエピソードに
至るまで。
ただ、人力車の車夫さんを知ってるだけでは
何も話が進まへんし、乗ってるお客さんが
なんぼ面白い人で、そのエピソードを知ってるからって
それだけでは、やっぱり話が持たへん。
自分では、書かれへんな~と、この作品を読んで
つくづく感じた。 偉いもんやな作家さんって
改めて凄さを実感。

僕、関西に長く仕事で行ってて、大阪も兵庫も
知ってる場所は多いけど、残念ながら、宝塚は知らんねん
もう一つ残念な事に、歌劇団の事もよう知らん
興味ないねん、せやから、有川さん、出てくる人が
めっちゃ格好ええ言うーても、全然分からへん
その人を想像する事も出来やんかったわ。
それだけが、この作品の残念な部分や。

塚ファンの皆さん、必読で。「村」言うそうですが
宝塚は都会ですよ。なんて、どうでもええ話です。