本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

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僕が、中学3年生になった時、芥川賞になった、

限りなく透明に近いブルー」を、読んだんが、龍さんを知る始まりで

依頼、何作か、読んで来てますが、先日、「本猿」さんのブログに

今作が、紹介されてて、その足で本屋に行ってん。

やっと、読み終わった~。(#^^#)

物語の内容は、「本猿」さんが、書いてはるんで、内容を知りたい人は

そちらのブログにお立ち寄り頂いて。

僕は、視点を変えて、ご紹介しよか、思います。

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龍さんは、長崎の佐世保出身で、デビュー作が、いきなり芥川賞で、

なって云うたらええのか、その頃、龍さん自身は、どない思いで居てはったか

想像するだけやけど、僕やったら、お昇りさんやけどね。

そんな龍さんでも、物語を生み出す云う事は、並大抵の事では無いねんね

創造と、想像と、現実の中に迷って苦悩すんねやね。

龍さんもそうやけど、連作言うか、シリーズ物とか、歴史小説みたいな小説を

書かへん、全部新作云う作家さんって、どっから作品のネタを浮かべはるんやろ?

何に、憑りつかれたら書けるんやろ? 思っててんけど・・

やっぱり、龍さんも、苦しんではるねんな。時には自分を見失う様な

極致に陥ってしまう事も在ってんな。

それと、ご両親の事も。自分の作家活動と、ご両親の関係にも

悩んだり、苦しんだりしてはったんやな。

今日の、このMISSSINGは、そんな龍さん自身を書かれた物語です。

 

それと、もう一つ。

この作品、これまでの龍さんの作品とは、全く違う点があるねん。

それは、物凄い短い文節、極端に行ったら、100字も無い短い文節で

繋いで書いてあります。文節を、短く言う手法は、

場面展開を変える時、テンポの速い物語を書かれる人が多様される

手法ですが・・龍さん、どうやらこの常識も、覆されて新境地を見出されたかも?

これね、誰かと、問答をしてる感じの物語に成ってます。

 

最後に、僕は、「コインロッカー・ベービーズ」が、一番好きです。

別の村上さんが、ノーベル賞と、もてはやされてますが。

僕は、村上でも、人間違いなんちゃうか?思ってます。

ノーベル賞云うなら、龍さんの方がよっぽど文学的です。

ただ、非常に難しい。龍さんの作品は、ほんとに、難解。

2度は読み直しが必要。(#^^#)

カンブリア宮殿に出てはる、龍さんも、好きですけどね。

小池栄子さんとの、コンビは、なかなかのキャスティングや、

思って毎週見てます。(^_-)-☆