ジャケ買い作品なんやけど。
今日は、本気で、お薦めしたい。
昨今、自分が聴くラジオ放送は、「ZIP FM」ばかりで、他局の放送を全く聴かへん様に
なってしもてるけど。
学生時代は、テレビが有っても、お気に入りのラジオパーソナリティーの番組を
欠かさず聞いてたやん。
自分もご多分に漏れず、深夜放送を聞きながら、勉強してた。ほんまにこれで覚えた
単語が頭に残てったかどうかは、別にしてやで
鶴光さんに、宮地さん、それにつぼいさん、毎週のこの3人の番組聞いてたわー
そんな、ラジオの番組を、今も作ってる人達の話やで。
今ね、国の話では、AMラジオ放送を、廃止して、全てFM放送に変えよう云う話が
出てるらしい。
時代の流れで、色んな媒体で、情報は取り放題の時代で、音声だけのラジオ放送が
かなり、しんどい状況であることは、確かなんやろ~
各局の経営も苦しい、スポンサーの付かへん番組も有るやも知れへん。
そんな中、この世の中に1人でも、自分のしゃべりを聞いてくれてる、
リスナーが居てたら、その人の為にも、番組続けよう。
もっと面白い話を届けよう。そんな、気持ちになって仕事してる、プロヂューサーも
ディレクターも、出演者も、スポンサーも経営陣も
居てるはずやね。
そんな人たちが、この物語には、描かれてます。
番組作りに、揺れ動き、迷い、自分の不甲斐なさ、特徴を出す云う事の難しさと
ぶつかりながら。
この小説、まるで、ほんまに、ラジオを聞いてる風な、語り口調やし
カット割りみたいな、文節にまとめられてるし、
喋りなんか、心の中の言葉なんかも、判るように、文字も変えられてる
ある意味、新しい手法で、書かれてんねん。
せやから、何か賞を、取りそうな、気ーすんねん。と、言うか、願うね。
それくらい、出来のええ作品なんよ。
ジャケ買いって、先日みたいなものも、有るけど、
この作品みたいに、当たりも、あんので、楽しいねん。
どうか、皆さんも、本屋で、これを見つけたら、絶対、手に取って読んで見て。
あーそう言うのは、ジャケ買いや無いね、レビュー買い。云うんのんか?