本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

トラウマとか、精神疾患とか

心が病む なんて事は、僕は、そうそう或るもんでは無い、思ってる。

せやけど、人って。仕舞った~とか、あーこれ失敗やったな~とか

あの時、違う方法を取ってれば・・・とか、

そう言う、小さな悔いを、長~く引きづる事は、往々にして有るやん。

でも、これが、人を死なせてしまう様な、失敗やったとしたら。

自分の浅はかな間違いで、誰かが亡くなってしまったとしたら。

それは、計り知れへん悔いを抱えるやろ。(普通の人はやで)

 

そんな苦痛を抱えた青年の話。と、いわゆる、奇怪な世の中の出来事を

一つのアパートの中の住人と、青年の生活の中で、繰り広げられる物語。

ちょっと変わり者住人の日常みたいな事が、前半

これにも、布石は配置されてて、後半にその事が、大きな疑問に繋がる。

せやけど、後半のほとんどは、主人公の彼の、心の闇の話やねん。

その闇から、彼を救い出す、大きな役目を負ってるのが

主人公の恋人。心理学を学ぶ大学院生。これが、何とも心理的な考察で。

狐憑きを研究してる云う設定も、ドンピシャの設定で大事な役目を負ってる。

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箱と狐とパイナップル

いや~これ、めちゃめちゃ不思議な作品。

帯に、選考委員激論って書いてるけど・・

ほんまに、揉めたやろ、思うわ。なかなか探しても、

こういう物語書く人は、居てへん思う。

ソフトカバー作品では有るけど、これも、なかなか読み応えがある

良い作品やった。

でもまだ、完全には理解出来てへん。もう一回は読まへんとあかんな。

タイトル見て、ジャケ買いし易い作品やけど、内容は濃いで。