お宝が埋まっていたりとか、そんな話は、時々有るけど。
それも、ニュースなら、ネタにも成りそうな話題になるけど、
これを、物語にして、面白い作品を作れるか?
読んで見るまで疑心暗鬼やったけど、「うん」そこそこ面白い。
古い仏像には、そりゃ作られた曰くも、
お祀りしてるお寺様の想いや、仏師の想い
色んな想いが有って、それを、何百年、何千年と、
引き継がれて来てる物ではあるやろけど、
そんな仏像の記憶を、読み取れる人が居てるとしたら・・
なんて、話です。
この作者さん、深津さんは、仏師に成るべく弟子入りされて
勤められた過去がある人で、事故で、その将来を絶たれてからの
人生で、仏像巡りをされたから、この作品が生まれたんやとか。
そんな話が、あとがきに記されてました。
なるほど、仏師に成られへんでも、その時の想いは
何時までも、持続してはる云う事が、
このネタでも、楽しい物語にしてて、希望のある話に成ってたで。
ジャケ買いの文庫やけど、新作コーナーでも、目立たへん存在
これを置いてる本屋さんに、感謝。
良かったら、皆さんも、手に取って見て下さい。
などと、唱えて見たくなりますよ。( ^)o(^ )