本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

テレビでドラマが始まって

どっちか言えば、ホームドラマ物語が得意なのか?
思ってた、原田ひ香さんなのに・・・
今、原田作品が原作の新作ドラマが、始まって。
話題性も有るのに・・
物凄い勝負に出てる作品が、この新作や~

DRY

タイトルは「DRY」やけど、中身は、ちーともドライや無いで。
ギトギトや。作品の中では、「お前はカッサカサや!」言う様な
場面は有るけど、それが、主人公を象徴してる、言うだけ。
物語は、とにかく貧困で、どないも成らへん人達の話なんよ。

仕事って、糧となる仕事ばかりでは無いやん。
「家事」とか、「地域のボランティア」とか「町内会の班長」とか
そんなん有る中で、一番大変な「無償の仕事」言うーたら
「家族の面倒」やったり「介護」やったり。
例えば、
夫婦、そや無い男女でもええわ。
する事したら、子供出来ました、言うたら。
その二人は、親に成るわけや。そしたら、親は子供が成長して
大人に成って、自立するまでは、養育の義務が有るやろ。
「当たり前」やん。それが出来やんのは、「サル以下」やわな。
ならば、子供は、年取った親の介護する言う事は
「当たり前では無いのか?」
しかして、その年齢は、いったい何歳から、そうした責任云うのは
何時、発生するんやろか? 何歳までは、免除なんやろ

何とも、答えの見つからへん問題が、現実にある。
現代は特に。
昔は、大家族で、一つ屋根の下に住んだから
家族が大勢やったから、誰かが、出来た介護。
もっと前は、年取ると「捨てられた」時代も有るし。
介護が必要なまでの年齢まで、そもそも生きられへん時代も
それが、人生100歳とか、言う年齢にまで生きられても
事故や、病気は、100歳まで起きない言う、保証は無い。
それが、得てして「貧困」を生んだりするし
堕落した、親に生まれたりすると、既に「貧困」やったりする
これが、抜け出せる世の中やったらええねんけど
今の日本の社会は、最悪とも言える。
救ってくれる社会では無い。

 

残念ながら、原田さんが、この物語に描いてる社会が
今の日本。
悲しいかな、現実。
僕は、かろうじて、こうして本を買い読んで、
自分のブログに、こんな投稿をしてるけど。
だだ、慢心しては居てへんよ、この先何が起こって
人生の暗転機を迎えるかも知れへんからね。
そんな時の備えは、しとこ、思う。
何とか、誰かに頼らんでも、自分で自分の始末が付けられる様に。

しかしながら、今、「貧困」で、困窮してる人を
助けてあげられるほど、僕には、お金が無い。
してあげられる事は有るかも知れへんが、偽善に成らん様な
願い出が有れば、かまわへんけど・・
と、思えるほどの、作品やった。

主人公の、彼女は、最後、どうするのか?
僕は、こうしてるやろな~、思いたい。
「こう」の部分を、読んで、確かめて欲しい。
どうか、皆さんも、手に取って読んでください。