ご紹介しますは、江戸ものでござい。(#^.^#)
西條奈加さん
直木賞作家さんの作品、流石でござんすよ。
急に、江戸弁? なんや、性に合わんので、やっぱり似非関西弁で
人の「生業」言うのんは、何も、性に合てるとか、
好きやから、だけでは無いねん、その代表が、老舗の**云う
お店のご主人言うか、跡取りさんやろかね。
代々続く、お店を引き継ぐことの、重圧云うたら、そりゃ
普通の人では、分からんよ。
「諺」に、「1代で繁盛させ、2代続いて、3代で潰す」言うのは
普通のお店。今や、飲食店に至っては、コロナの危機で
繁盛店ですら、傾く時代1代も続かんやん。
何が気楽な商売、言うたら、そりゃ「会社員」ないしは
「公務員」言うのが、一番、云うのは誰もが思う、ほんまの話やね
お店を持つ言うのは、気楽な、従業員(会社員)や、その家族
はたまた、取引先のお店と、そこで働く人。全部を背負うから
「不当たり」言いますやろ、その手形一枚で、どんなけの人が
迷惑被るか?言う、大きな責任を負うねん。
そんな、お店の主人が、「今日で隠居します。」云うとこから
始まる物語。
でな、ここまで話した、深刻さとは、真逆の面白さ。
「カエルの子は、おたまじゃくし」みたいな事やら
「仕事人間・老後は何も手に付かづ」的な、話やら
時代の設定が、江戸やから、違って聞こえるけど
本質は今も同じ。年取っても、人生金勘定。
せやけど、金は、降っては来ん。稼ぐためには、人の心を捕えんと
云う、話やね。
帯に書いてる、通り。「ええ作品」やったで。(^_-)-☆