本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

一人の人生と、その未来

ここで紹介する、友麻さん作品、完結編。

かくりよの宿飯」に続き、第二弾の作品も、これで終わりやで。

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鳥居の向こうは、知らない世界でした5

人の一生なんて、何時の時点からが、始まりで転機なんか

なんてのは、実際分からへん事も多いやろ。

僕は、どうか? 聞かれたら・・やっぱり就職した日なんか?

思うけど・・でも、今は、個人事業主で、その始まりの日が

起点やった、とも言えへん事も無い???

適当や。

なんやけど、この物語の女性は、やっぱり神社の鳥居を越えた時。

これまでの5作で、色々ありました。

良い事も、悪い事も。

人生を描いてるからね。

せやけど、この完結編は、良くも悪くも、今、自分の子供が

育って、自分のもとを、離れて一人生きていこうしています。

感動的な、シーンで、終焉やで。

有りがち言えば、そうやね。 ここで、一家離散ですなんて

終わり方は有らへんやろ、現実や無いんやから。

それを、物語で書いても、誰も喜ばへんしね。

 

ライトノベルだけに、作品を出されてる友利さんやけど、

この人、作家冥利に尽きてる思う。

実に、上手。作品の展開の仕方も、キャラクターも

言葉の使い方も。

ハードカバーや、ソフトカバーやったら、漫画的作品を

書いたら、長すぎて、飽きてしまうやろし

映像や無いから、長くセリフを書いたら、

漫画は、読めへんもんね。絵が、半分表現してるから。

それを、文章だけで、やんのやから。

ちゃんと、踏まえた、完結さと、表現で、描いてはる。

 

短くて、読み易くて、ええよ。

楽しくエンディングが迎えられるしな。

休みが在ったら、こんな作品を読んでみたら?