友麻さんの作品を読んで、2作品目の物語なんやけど、これは4巻目のこの新作で
完結やねんな。
まだもうちょっと、続くんか?と、思ってたけど・・
読んで見たら、こんな終わり方がええのかな。って、ちょっと思ったね。
友麻さんは、強くそう信じたんやろね。
若い頃ってのは、学校にしても、就職して社会人になっていたとしても
自分の行く先なんて、なんも考えへん人が、ほとんどやろ、思うけど、
ただ、職業として、自分の進みたい、やりたい、仕事ってのは
見つけられてる場合もあるやん。
そんな人は、何年かは、育成期間言うか、お弟子さん言うか、修行の期間
やんか。
そやからね、何時か、師匠なり、先輩なり、上司なりを、越えて行かないかん時って
来るやん。嫌がおうにも独り立ちせなあかん時が来る。
僕なんて、半年やったか? なんせ、1年目の8月には、一人で出張先に残されて・・
そこから、年末まで一人で、客先で過ごしたからね。
どんな会社や、思たわ。
この物語は、一人の女性薬剤師の独り立ちの話やねん。ちょっと特殊やけどね
友麻さんは、あやかしの世界を舞台に物語を書かれてる作品ばかりなんでね
それも、特異性の一つでね、見方が変わる一つ。
それと、この物語の主人公は、独り立ちでも、王宮に入る言う、庶民とは違う場所に
進もう言う話でもあるから。
目標も違うわな。
友麻さん、いかにもライトノベル的な、物語やけど、
この物語には、ちゃんとした芯が有って、人に訴える物もある。
せやからね、漫画的と言われるもんでも、文学はちゃんと有んねん。
そう言う物書きのお一人が、友麻碧さんかな、思うねん。
以前に、何冊も全10巻かな?9巻? 「かくりよの宿飯」紹介したけど
めっちゃ面白い作品やったけど、こっちは、ちょっとしっとりしてるで
そやけど、読む価値は絶対あるよ。是非、店頭で。