想い返して、読みました。
今日は、西加奈子さんの、新作。
「サラバ」を、呼んでる時は、なんや、龍さんの限りなく透明に近いブルーか?
池田満寿夫さんの、作品かいな?、思うくらい、中東の暑い夏を、読んでる様で
どんな生活してはったんや?、思ってましたが。
今回のも、生い立ちに、少し触ってるんかな?
これ、タイトルが、酷いでっしゃろ。
こんなんで、売れまっかいな! 思いますやん。
なんや、ジャケットだけ見ると、さんちゃんがアニメ化に携わってる様な事
書いてますんで、面白いのか?
思って、買いましたけど。
中身は、おもろい作品や無くて、ほんまにええ話、書いてました。
内容は、ざっくり、子供の目を通して、世の中を見ると、こんなかな?
言う事と、自分の存在って・・何?みたいな事ですよ。
自分は、どんな子供やったかな~?
幸い、親が地元に定着してたから、
転校を繰り返す様な生活では有らへんやったから、
ずっと、同じ校区の学校生活では有ったけど、友達言う関係が
ちょっと希薄な、自分やった思う。
それは今でも同じで、今の生活の中で付き合う人達が、友達で
過去の人との関りは、全く無いねん。
それが、子供の頃に形成された、思ってる。
この物語の主人公は、肉子ちゃん、言う育ての母と、実は親ではない
友達の子の少女。
せやけど、親子、言う関係も、自分達を見守ってくれてる人達も
それは、血縁が必要な繋がりなのか? 言うのは
実は、全く関係無いんちゃうか?
常に、心配してくれる、自分を見てくれる人だけが
身近な人、それも、今、傍に居てくれる人
この物語で、自分の身近な人を、ちゃんと探してみては?
そして、純粋やったか、汚れてたか?自分の子供時代を
振り返ってみては?
どないやろ。
西さん、ええ物語、書かはるな~。結構な長編で、時間掛かったけど
文庫、600円は、安ー無いか? もっと、取ったらええのに。