本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

あけましておめでとうございます

旧年中は、拙いブログに、お立ち寄り頂き、ありがとうございました。

本年も、拙いですが、できうる限りの精を尽くして、面白い作品を

ご紹介出来ればと、思っております。

 

その、第一弾でございます。

作品は、北森鴻さんの女性骨董商の物語です。

 

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狐罠

1月1日に、これ!って、ご存じの方は、思われるかもしれへんね。

せやけど、お正月休み中の、つまらんテレビ番組見てるより

これ、読んでる方が、絶対満足できる、思うで。

ページ数で、500ページを越える超大作やけど・・

2日で、読み切るほど、のめり込んでた。目が熊やけど。

 

真贋って、目利きの事やけど、美術品とか、骨董とか

僕は、美しいものや、自然を表現されたものくらいは

感動できるけど、抽象的な造形のものは、さっぱり。

それで、その作品が、作者の真作なのか、誰かが悪意を持って

真似たものか(贋作)か、見極めるって

これ、難しいよね。

例えば、ゴッホが、ルノアールの作品真似て、イレーヌを

描いたとしたら、それは、誰の作品?偽物と言えるか?

だって、最初は誰やって、誰かの真似て描いたり

するしね。骨董やって。

みんなで、同じもの作ったかも知れへんやん。

それの、誰のが、本物で、他は偽物?そんなん誰が判断するの

国立博物館の人? 今は、その様な筋になってる様やけど

 

この難しい問題を、サスペンスにして、ハードボイルドに

描いた物語。

僕、これ、ドラマにしたい。脚本書けそうな気がする。

配役も、決められそう。

もうなってるんかな?

 

この作者、北森さん、もう亡くなってはるねん。

しかも、10周忌。更にしかも、この作品

4作の連作で、まだ、これのほか、3巻有るねん。

この後、控えてる作品もあるんで、順次

紹介していきます。こうご期待。