序盤、中々読み進められへんやったのもあって、
1週間も掛かってしもた。
しかし、文庫とは言え、500ページ近い長編は、面白いわ。
尾道さんの作品は、「向日葵の咲かない夏」以来で、
その後に、出されてるもんは、全然見てへんやったから
ある意味、忘れてた存在やったけど、この作品は、
サスペンス・アクション物語で。
謎解きも有り、スピード感のある、わくわくアクションシーンが
2か所に盛り込まれたり、息詰まる危ないシーンも。
読めば中々やけど、まずもって、本が重い。
その点だけで、時間が掛かってしもた。
(寝てる姿勢で読んでるからやけど)
はても、我が子を自分の不始末で、亡くしてしまったら、
喪失感だけが残って
自分を戒める生き方しか、出来やんのか?
云うのが、この物語のテーマかな?
人生を、謳歌したらあかんのか? とか、楽しい人生送ったら
亡くなった子供に、申し訳ないんかな~
そんなの亡くなった子は、望んでへんなんて
簡単には、言われへん。もしも、1分早く、気づいてたら
子供は、生きてたとかね、そう言うの有るやろ。
自分に大きな過失が有るもんね。
そんな話が、書いてるわ。
お盆のこの時期やからね、亡くなった御霊を、供養して
家族と、話して見て下さい。その為に、お盆休みは有るねんで。