ほしおさなえさんの新作です。
自分の今の仕事が生業で、これからも出来る限り続けたいと思うのも
今となっては、この仕事が好きで、他の仕事によう移らんから仕方ない。
せやけど、まもなく卒業を迎えて、
新卒で、採用された会社に就職しよう言う人達には、「ほしおさなえ」さんの
作品を、お薦めしたいと、何度か、ここで紹介して来てるけど
今度のこの作品も、同じやね。
会社の仕事に、適合できずに、いわゆる窓際に追いやられた、創業一家の
使えない男と、何をするにも、自分では決められずに何となく過ごしてきた
一人の、女子大生。
そんな二人が、会社から与えられた、会社の創業を示す記念館で
なんとか、日本の伝統和紙を、世の中に知って貰いたいと願う志を
持つまでの物語。
今の世の中、そりゃ~あれですわ。自分の生き方決める事、言うかね
職業を、決めるんは、早いに越した事ないよ。
それこそ、小学生時代には、決めなあかんかも知れへんね。
スポーツ選手になろーとか、芸術家になろうとかやったら、確実にそうよ
子供時代に、才能が無かったら無理やし、そこで見つけたら
その道に、親も含めてまっしぐらや無かったら、一流には成られへんもんね。
指導する先生が限らてるしな。早い物勝ち的な所あるやろ。
そうやなくて、普通に、サラリーマンで過ごすにしても、
就職は、早く決めやんと、幾ら求人が有っても、思う仕事には、就からへん。
だから、遅れた人は諦めろ言う話や無いのが、
この物語やねんで。有利な条件を遅かったばっかりに、逃してしまっても
道は有る、言う事を言いたいねんけどね。
僕は、会社を離れて、独立して仕事を出来てるけど。
あのまま、会社に居てたら、どうなってたか? 今、こんなしてブログ書いてる時間
有らへんやろね。自営業で、家で仕事してるから、やってるけど。
せやから、人の一生なんて、ほんまは判らへんのやけど、会社を離れて
自営で、やって見よ。と、思う機会が有ってん。その時は、どん底やったけど。
それでも、その時、掴んでん。運を。
そんな不確かな事でも、仕事や、生業や、思たら頑張れるんよ。
そして、自由も得られる。
会社員やったら、また違う、人生を、得られんねんで、それも、ええねんで。
と、若い人達には、言いたいねん。ま、10代、20代の若い人が生業なんて・・
って思うやろけど、この機会に、この「ほしおさなえ」さんの物語を読んで
考えて見て欲しいね~。(V)o¥o(V)