今日、今ほど、読み終わって、もう直ぐにでも、アップしたい思た。
これは、絶対芥川賞でも、直木賞でも、他の賞でも無く、本屋大賞や、思える作品。
これぞ、みんなに読んで欲しい思うからやな。
これまででも、本屋大賞作品には、感動させられっぱなしやけど。
今日のこの作品も、負けず劣らず優れてる。
僕は、結婚をしてへんので、我が家の両親を、送ってしもてからは
ずっと、一人暮らしをしてるけど。
幼少時期に、若しもよ。両親が、何かのトラブルや、病気や、事故で
亡くしたりしたら
片親に成るとか、若しくは、二人とも失くしてしまって、孤児になるとか、してたら。
その後、どう生きてたやろ? 思うねん。小さいながらに、親には感謝も、信頼も
してたけど、それは、永遠に続くとは、限らん事、子供は判ってへんからね。
そやけど、この物語に出て来る親は、どの親も、なんとも、親らしい。
再婚で、引き受けた連れ子を、自分の子として育てる母親。子供から見える姿は
まー自由で呑気。そんな親が、別れて、別の男性と結婚するからと、
少女を連れて家も生活も換えるねん
何度か、家庭が変わる、少女が、物語の主人公で、
その彼女目線で、話が進んでいくねん、そんな少女が、やがて成人して、結婚するまでの
人生を、描いた話なんやけど、これがね~全然喪失感というか、
ネガティブな話が無いねん。まー面白可笑しい、新しい親父との生活ぶりとかね。
彼女の家庭事情に関する子供時代の、周りのいじめらしき話も、
何て言うたらええのか、達観した、少女の強さみたいな事までもが、面白い。
せやから、こう云うのは、純文学では無いから、芥川賞では無いやろけど
直木賞の大衆文学やねんけど、きっとちゃらけてる~いうって審査もさえへんやろ。
せやけど、ほんまに読者が求める、本への欲求は、こう言う作品やねん。
テレビのドラマでも無い、ちゃんとした文学やねんけど、普通の小説では無い。
世の中に、志賀直哉賞言うんが有ったら、それかもしれへんけど
でも、今の日本には、「本屋大賞」言う、ほんまにええもんを選ぶ組織がある。
これぞ、皆が欲してるもん、読みたい本。読んで欲しい本やねん。
今、何処の本屋さんに行っても、平積みで、置かれてます。
どうか、みんなも、手に取って読んでみてください。
卑屈な人生とは、おさらば出来るよ。こう言う形態でも、家族は家族。親は親
子は子やで。