新作が出ました。
上川さんが、検事役で、2時間枠ドラマが、過去作では、何作か、放映されてるけど
今作は、短編3部作。
「検事の信義」を、紹介します。
この3話目を、薦めたい。
話は、母親の介護を息子がしてて、
様々な不条理が、彼を苦しめて、やがて、魔が差して母親を殺してしまう。
殺した、容疑者の息子は、素直に罪を認め、自分がやった事に、意義も無い
そんな、事件の真相を検事は、ちょっとした事に疑問を感じ
調べを進めるねん。
せやけど、その真実は、自分の勤める検察の、立件に疑問や、反旗を掲げる様な
事実に向き合う事になるねん。
それでも、この作品の検事は、自分の信ずる正義を貫くねんけどね。
結果は、「検事が容疑に対する減刑を求める事態」弁護士の役目でしょそれ。
が、この作者の凄いとこ。
そう言う頑固一徹な、検事を描いてるにも関わらず、読んでる僕が、スッキリさせられる。
物語は、母を大切に感じて、自分の人生を絶ってでも、介護に打ち込む息子
その世の中の現実を、ちゃんと読んでみて欲しい。
僕も、両親を介護した経験があるけど、何でも、自分でしたかったから、この中の
容疑者の彼と同じかな~、思った。僕は、大分恵まれてたんやけど。
せやから、切なくてね~。
そんなところを、共感できる人が、居てたら幸いかな~。