寝てしまったら、その日の記憶を忘れてしまう、主人公の仕事が、探偵。
そんな探偵が、依頼人の役に立てるんか? 調査が出来るんか?と
思ってしまうが、超早いが売り物らしい。
「すぐやる課」? どっかで、聞いた様な話やな~。
事務所の名前が、「置手紙探偵事務所」。名前が、掟上って、
この辺りは、物語の設定としては、つかみは、OKみたいな感じで、ええねん。
どうやら、この作品は、帯に第2弾とあるから、2作目やった様で、其処を知らずに
買ーてしもたんやけど、読み始めてから、これが2作目とは、思われへんやった
美術館警備員の、もう一人の主人公との接触から始まる話やねんけど
話そのものは、この警備員目線で、書かれてんねん。
警備の仕事で印象的に知り会う探偵に、この警備員が、仕事を依頼するエピソードが
今回の物語。
話は、殺人未遂事件を、現場に乗り込んで解決する、サスペンス要素の物語なんやけど
探偵の特質、1日で、その日の事を、忘れてしまう云う欠点とは、裏腹で
探偵としての、天才的才能が、謳歌されるヒロインの凄さが、協調されてる。
ストーリー性は、とってもええねんけど、
この警備員の喋り言うか、独り言的、話が、長すぎるんで、
本来の面白さが、失われてる様にも、思えるな~。
作者の西尾さんの、云いたい事が、まとまってへん云う感じもする。
それでも、この巻での、エンディングは、そこそこ良かったかな~。
「めでたしめでたし」的やったからね。
この作品、ソフトカバーでの出版は、もうすでに、先の巻まであるようで、
文庫の出版は、これの前作で、「備忘録」云うのが有るらしい。
読んでみようかな~。
ただねー、連作ものを、読み増やすのは正直キツイねん
重なって発売されると、さらに平積みで、置きっぱの本が増える~。($・・)/~~~