やっと、大好きな、宮部みゆきさんの作品を、紹介できるわ~。
本が好きになった、子供の頃には、こんな作家さんには、巡り合わへんやった。
大人になって、宮部さんの「火車」を、手に取って読んだ時から、
ド嵌まりして以来、ずっと宮部さんの作品を追ってきて。
このブログで、最初に紹介する作品は、これ。
「名も無き毒」から続く、杉村三郎・私立探偵シリーズの4作目
ハードカバーでは、4作目と、云うたほうがええかもね。
この物語は、いわゆるサスペンス物語で、毎回、2部から、3部の事件や、案件が展開されて
探偵として、受けた仕事の調査に乗り出す云う話やね。
今回は、世の中にはびこる「モンスター」を、テーマに書かれてる様で、
1件目と、3件目の依頼の話は、正に、「モンスター」
子供の頃に、どう育てられて、大人になったのか? その過程に問題は無いのか
本人は、なぜ自分のしてる事が、悪い事と感じやへんのか?
現実にもある世の中の事象を、こんなにも恐ろしい事なんやと、思い知らされる
宮部さんらしい、人の心の中にある、悪を表してくれてはる。
どの作品も、読み終わると、心の底から、考えさせられる。
黙って見過ごしてはあかんのやって。その中の悪は、すぐそこにも有るやもしれへん
それを、他人事にしてはあかん、なんとかせなあかん。
そう云う事を、宮部さんに、言い聞かされてる気ーがするわ。
どうか、これも、本屋の平積みを見つけたら、手に取ってみてください。
宮部ファンが、僕の他にも、増えたらきっと世の中は、上手く行く。