まるで、舞台劇の脚本を読んでるみたいな、この作品
「銀幕のメッセージ」
舞台は、映画好きの大人が集まる、とあるバーでの、場面を、一夜一話の形式で
3話構成の物語。
銀幕と、タイトルに書かれてるので、映画の話か? 言うと
そんなんは、全然関係あらへん。この飲み屋で、語られる事件について
会話の中で、犯人を見つけ出し事件解決の道筋をつけるまでを、
先に話した様に、舞台の劇を見てる様に進められてる。
こんなんも、有りなんやろな~、と、僕は、思うけど、
きっと、読んだ他の人は、なんやこれ?全然おもろない。云わはるやろ。
そやけど、これ、きっと舞台で、この劇を見たら、そこそこ楽しめるのでは無いやろか?
これまで読んだ作品の中では、新しい小説の有り方かな~、思える作品ですわ。
それでも、少しだけ作者に、注文を付けるなら、
文章にまとまりが無い、飲んでる人達の会話を拾ってる風に、してるからやろけど
ギャグも、本筋の話も、普通の会話もめちゃめちゃで、今何を、話してるのか
誰の言葉なのか、その辺りもかなり見えにくい。
こう云う作品にするなら、いっそ。脚本の様に
文頭に、役名を、書いて、まとめられた方が良かったかもしれへんなー。
率直な感想やけど。
それと、主人公は、この中で、文章を書いてる、自分なのか?
作のサブタイトルにもなってる、桜川東子さんなのか? それも、良く判らん。
書いてる自分の存在が非常に薄い。
このブログで、印象に残てったら、本屋の平積みを、眺めて見てください。
そして、立ち読みで、ええのや無いか? 思います。
本屋さんには、気の毒ですが・・