本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

友達は、居てますか?

予告通り、今回は、先の宮島さんの元作を
紹介します。

1年前に出版された作品ですけど、これは、先に紹介した
「成瀬は信じた道をいく」と、続けて読んだ方が
ええと、思う。

成瀬は天下を取りにいく

皆さんは、子供の頃の友達、ご近所で、一緒に学校に通ったとか
同じ集合住宅に住んでる友達とか
学校で気が合う事で付き合いが始まった友達
そんな人で、大人になってもまだ、友達同士で縁の
切れてない人って、居てますか?

僕は、居ないんです。
都度、変えて来た、言うのか、今の生活の中で
付き合いのある友達だけとしか、会ったり話したり
してません。
所謂、小学校から近所で住んでる友達、云うのは
全く、その後の付き合いは在らへんのです。
今も、同じ様に住んではるんやろけど
きっと、顔見ても、僕は相手が誰か分からへんくらい
疎遠に成ってる思います。高校時代の友達も
同じです。
当時はね、ちゃんとしてましたよ。毎日のように
会って話したり、遊びに行ったり
でも、卒業して違う道に進んだら、そこで終わりにして
来たんです。
勤め時代の会社の同僚も、少ない休みでも
一緒に出掛けたりしてたのに、僕が会社を
離れてからは、全く付き合いが途切れて、年賀状を
交換するだけに成ってる。

この物語は、大好きな友達と、子供の頃から、高校まで
一緒に過ごして、しかも同じマンションに住んでる
友達と、大学受験が機に、離れ離れになる現実を
受け止める葛藤みたいなんが描かれてます。
切ないな~。
でも、僕は、その経験をしてこなかった
「自分から離れて来た」から、分らへん。
今は、それに慣れてるから、昔の事を、思い出す事も無い

何より、今、付き合いのある友達が「大事」
失くしたくない。
そんなん思ってますけど、皆さんはどないです?

この物語を読んで、確認してみてください。
元作の方が、作品的には、訴えるものが有りました
めっちゃ、面白くてええ作品です。