夜勤の人とか、帰宅時間の遅い人なら
ほんま、通いたく成るやも知れへんね。
ただ、僕の知る限り、そんな店は存在してへん
現実的には、考えにくい飲食事業やろね。
近くに24時間稼働してる、工場とか、それこそ
漁港の近くとかね、場所が限られるやろね
それでも、飲み屋さんが成立してるなら・・・?
とも云えるけど。
この話はね、レストランに来る、お客さんの女性の話
しかも食べる事より、お仕事物語的要素が強い、人間ドラマやね
これまでも、読んだ本で、人の生業について
何度も書いてきてるけど、
人って仕事してるから、生活の充実度が上がるし
社会的な人との繋がりやったり、知り合う機会やったり
得られてる思うねん。
勿論それは主婦業でも、同じで、毎日の生活準備や
家族の食事の準備やで、生活圏内では有っても
その中での、出会いやご近所の繋がり云うのが
出来て行くねんで。
この物語の女性も、生活のトラブルで起きた偶然から
深夜営業のレストランに行き当たり
店のシェフやソムリエや、来店するお客さんとの出会いが
自分の生業の糧に成る云う、ええ話。
何やね、昼間の仕事してて、普通に昼間入るお店で
出会うのとは、なんや違う感じに思えるのは
夜の特性やろか? 人間の心理みたいなもん感じる
夜遅~うに、廃墟に肝試ししに行くアホな学生気分
味わう見たいに、思うんよ。
タイトルは「常夜灯」って、日常を示してるけど
深夜の空間は、やっぱり、非日常な気がすんな~。
この作品もちょっとジャケットデザインが
ええかな~思て、買いました。
つい昨日やったか、全国の書店がどんどん閉店して
コロナ前より、全国で20%も、減った云うねん
こりゃえらいこっちゃ。
僕にできるんは、ここで、皆さんに、「本買って」
と、叫ぶだけやけど。
どうか店主さん、深夜営業とは、言わんから
土日だけでも、店開けて。