いよいよ、長くなって来たこの作品
中ほどの巻では、恋愛ものドラマ感が、感じられたものの
この10巻目では、初心に戻らはったか?
作者、硝子町さんの、あやかし想像力が爆裂してんでー。
やっと、元々の面妖さが戻ったと、読者の一人としては
ほっとしてるところやねん。
日本は、八百万の神も、仏様も、幽霊や、面妖な妖怪たちですら
昔の人達が、何かしら、今生きてる者たちへのメッセージとして
語り残した伝説で、神様は、実際に生きてはった、天皇やら
神格を持った人たちも居てはるけど。
妖怪に至っては、人の過ちを正す為や、やったらいかん事の
戒めとして、残した、遇相や、思うけどね。
そんな者たちが実際、生きてたら、こんなやろな~言う
特徴をとらえた物語やね。
一つの話に一人のあやかしと、付き添う者たちの物語は
読んでて、おもろいよ。
単純に楽しい思えばええだけの話やけど
こんな作品も、読み物には、必要やねん。
何も訴えかけるものなんてあらへんから、重くないしね。
ライトノベルにしか出来やん、物語です。
ジャケットも、漫画チックで、楽しいしね。