本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

「生きる」って

先月やったかな?

養老先生の講演会に、行って先生の話の中で、

「死」とは、言うか「人が死ぬって、どないな事なんやろ?」言う

話があって、先生は、「そんなん生きてる間は、判らへん」

「私にも、判らん」言うてはったけど。

そやったら、「生きる」言う事は、どないな事なんやろ?

逆の発想を、してみたら、そっちは、判るのか?云うの事の答えを

この物語は、教えてくれてます。

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活版印刷・三日月堂

僕が、ここにブログを始めた頃、

この作品を、本屋で見て、発売されてた4巻を全て買って

読み終わった時の想いを、書いてから、もう1年以上?

かなり日々は過ぎたんやけど、

新作が、発売されたんで、外す事無く読みました。

やっぱ、「ほしおさなえ」さんやったわ、変わってへん。

今度の作品は、主人公の「弓子」さんが、祖父の印刷屋を、

引き継ぐ事に成る経緯みたいな事やねんけど、

自分の話や無くて、弓子さんに、関わった人達の話やねん。

既にある作品も、三日月堂に印刷を、頼みたい人達の

話と、弓子さんの成長が掛け合ってたけど、過去の事言うだけで

同じやねん。

ちゃんと、それが同じように書かれてる、作者の意図が見える。

でね、今度も同じ。僕の想いを皆さんにお伝えします。

 

「なんや、よからん事があって、絶望してる人。」

「旦那と、上手く行ってへん、もうあかん言う所まで来てる人」

「若しかしたら、余命何日と、残りの日数か判ってしまってる人」

「何を、やっても上手く出来へんくて、叱られてばっか居てる君」

是非、本屋でこの本を、手に取って、ゆっくり読んで見て欲しい

若しかしたら、そのきっかけになる事が、自分にも思い当たる事が

書いてるかもしれへんし、その時には、こんな生き方に変えて見よう

思える、きっかけがこの物語の中に、書いてあるから。

「前を向いて、生きて行こう」

絶望せんでも、生きられるって。「死」が、どんな事かなんて

生きてる間は、判らへんねんから、死ぬ事がええ事なんて、保証は無いねんで。

生きてると、生きてく方向は、自分で変えられるねん。