ご紹介するのは、池井戸潤さんの、新作です。
僕が、池井戸さんの作品を紹介するのは、初めてかも?
あまり作品読んでへんのもあるけど。
今作は、今、オンタイムな話題が、書いてるから、上げて見よ
思ってん。
この話はね、我が家の近く、岐阜県のとある田舎町に
暗脈する、カルト集団、所謂、新興宗教の魔の手が
村を壊して行くみたいな、話やで。
「国葬」が、問題になるほどの「理由つけ」が「統一教会」の
関係を明らかにせ!って事が、現実に有る様に。
「カルト」「新興宗教」ってのは、怪しいくて、犯罪や、詐欺的
行為を、宗教の自由を理由に正当化してる、言うんが
悪の集団にしてる、理由やけど。
せやったらなぜ? 多くの人が入信してんのか?
それ考えたら、何か誘われる、理由も有んのんちゃう?
思うやろ。
「救われた」からやねん。
例えて言うとやね、「癌」の人が、余命宣告受けて
もう、自分は生きられへん、思ってる人がやね
「この薬、飲んだら、まだ生きられるで~、
そんな人が大勢いますよ」と、誘いかけるねん。
そしたら「それ、ほんまか。」って
なる人は、居てるやろ。その言葉を、掛けてくれたんが
その団体やったら。そりゃ、その人は、救われたんよ。
ジャパネットの高田社長に、「これ買ったら、生活が楽になるよ」
言うて、割安や思う商品買うのと同じ。
1体300万円の張り子のマリア像とかね。それでも、欲しいねん。
自分が救われるなら。だって、他の人は、誰も救ってくれへんからね
現存宗教でさえ、何処も声すらかけて、くれへんやろ。
だって、お寺さんに手を合わせても、「癌」は治らんから
神社で、柏手打っても、神さんは、出ても来られへんやん
必死な人は、そう思ってしまうねん。
それが、「罠」なんやどね。
そこで、「冷静に成れるか、どうか?」が、分かれ目やな。
傍観してる時の自分は、あんなんに、誰が引っ掛かるか!
思ってるのに、「お金、取られる人」と、同じ心理よ。
さても、そんな話が、この物語には、書いてる。
しかも、これはサスペンス、事件があって推理して
解決する、池井戸さん、これが長い!あっち見たり
こっち向いたり。
只、池井戸さんの、宗教感が、最後の2ページに
書かれてる。
これは、僕も共感するし、正しい思う。
人は、やっぱり「こうで無きゃ」思います。
皆さんも、読んで確認してみて下さい。
そしたら、カルトになんぞ入信する様な事は、無いはずです。