是非とも、読んで欲しい飯物語やないか? 思います。
今月の新刊が、10巻目で、いよいよクライマックスなのでは?と、
感じる、展開が、この巻で始まりました。
とある下町商店街に在るの居酒屋を、
両親を亡くした姉妹が、引き継ぐ事になって
主に、姉の美音(みね)が料理を、妹の馨(かおる)が、接客をと
役割分担しながら、親の代から続く常連のお客さんに支えられて
店の切り盛りと、町内に巻き起こる、様々な、出来事に、
立ち向かっていく物語。
そんな居酒屋に、新しく常連に成りつつあった、一人の男子と、
この度、めでたく姉の美音さんが、結婚をする事に成りまして
その、新婚生活を、お店を改装して、住居兼、居酒屋店舗にリホーム。
せやから、なんとなく、エンディングが近いのか? と、思わせる。
結婚式と、新装開店が、その時なんやろね。
この作品、1話ごと、物語の区切りに、作中に登場する、お酒や
料理のレシピなどが、掲載されてんねん。
例えば、これ。
巷の酒屋さんで、買えるお酒やったり、酒蔵直売出ないと買えない物
やったり、希少なお酒も、紹介されてるが、
そのお酒に合う、つまみやったり、飲み方やったりと
詳しく、丁寧に書かれてるので、酒好き、初心者も楽しめるんやないやろか?
作者の秋川さんが、通なのか?
それとも、編集社のアルファポリスの担当者が好きなのか?
意図してる事と、物語に整合性があって、
居酒屋を舞台にした物語らしさを、充分発揮して
この作品を読むと、ご飯が美味しいなるし
外食したなる、気分にさせる。
登場する人物キャラも、ほんまに、商店街らしい人達で、
おっちゃん、おばちゃんに、お姉さん、お兄さん、いかにも居てそう
顔立ちまで想像できる。
僕は、この主人公の女性、美音さんを、あえて「みおん」と、読んでいた。
その方が、顔が想像出来るから。
この作品は、ソフトカバーの、B5版やけど、ライトノベルやね。
そやから、漏れなく、映像化もされ、アニメ化もされ、
コミックでも、出版されてんねん。
今度は、文庫版も、1巻目が、発売される事になったんやって。
人気のある作品なんやけど、読んだら、売れてるやろな~と、思える出来や。
続くか、終わるか、正直まだ、判らんけど、次巻が、待ち遠しい。
そやった、云い忘れた。僕は、酒が飲めまへん。
当然ながら、居酒屋も行きまへん。
せやけど、これを読んだら、飲んだ気分に、なれるわ。
ほろ酔い? (;^ω^)