ちょっとファンタジーな人生訓を示してくれる、青山作品

アンデルセンの「人魚姫」読んだ事有ります?
僕は、たぶん、読んでまへん。
でも、内容は、何故か知ってます。
とある国の王子が海で遭難して、それを見た、人魚が王子を助けて
岸まで、運んで命を救った 云う話。
この話は、こっから始まりで、物語は、救った人魚が
どうしても、救った王子に逢いたなって、魚の足を人の足に変える
魔法を掛けてもらう言うねんけど、
再開した王子との夢の時間は永遠では無かった、言う話。
これが、童話か? 云うと疑問やけど
単純な恋愛物語では無いねんな。どっちか、言うと人生訓やね
何か! 云うたら、
「自分の好きな事は、何かが犠牲に成っても、それを追え。」
云う事やねん。人魚は足を得て、
人間の世界に行ってみたかったんよ。王子と云々より先に
それが実現した。もう海には戻られへん様になっても。
もっと言えば、結果、王子とは寄り添えへんやった
それで、自分は、泡となって消える事になってしもたけど
一見すると、「不幸」に見える事も
人魚の彼女は、きっと幸せやったんちゃうか?
って、そんな話を青山さんは、この物語に描いてはるねん
それも、逃げたと、探す王子を通じて、居合わせた人の
人生の後押しまでして。
仏教に「衆生無常・森羅万象」なんて、有るけど
人は、自分の目で、見てる物が全て事実で、誠の物とは
限らへん、ちゃんと真実を捉えてるか?確証はない。
あるいは「虚像」かも知らん。
見る人、見てる場所、立場、関係性によって
見え方も、見てる物も、全く違うかも知れへんし
「夢」「無」「矛」かも知れへん云う事やねんで。
海の中に居てた方が人魚は幸せに過ごせたかも知れへんけど
人お世界を見る事は出来やん。
どっちに、居てたら、ほんまの希望に添えてるのか?
ただ、言えることは、踏み出さなければ、何も見られへん
何も得られへん。云う事は正しい。
「宝くじ」買わんやったら当たらへん。云うのも正しい。
それが、ええ事かどうか? それは分からへんけどね。
年末ですからね、楽しみにしてはる人大勢、居てはるでしょ
(笑)