作家さんもお初の、野宮 有さん、作品も江戸川乱歩賞作品で
お初や、思います。

なんや、凄かろ~このタイトル。
ジャケットも斬新。 見ただけでは、ハードボイルド作品って
分からへんけど、そのまんま やからね話の内容も。
人が殺されるとか、なぶり合うとか、エログロとか言うの
僕としては、読みたい部類の作品では無いねんけど、
営業術って、タイトル付けてるから、コメディーっぽいの?
思ってん。
そんな部分は、どこにも在らへんけどね。
「人を、殺して欲しく無いですか?」 言うーて、顧客に
持ちかける仕事やねん。それも安無い金額で。
当たり前なんやろけど、そんなもん、なんぼやったら
高いねん云う話やけどね、人の命やから。
しかし、あれやね、「悪」言うのは、いったいどんな奴が
ほんまの「悪」なんやろ。
この物語に出てくる奴ら、僕の感覚で見たら、どいつも
クズやし、胸糞悪い。そんな奴ばっかやけど、
人間的感情を全く持たないで、「銃の引き金引く奴」
「のどに刃物させる奴」、「死んでる人に、唾吐ける奴」
そんな奴らの、闘争みたいな、話です。
やくざと変らんね。半グレ言うの? そんなんよ。
ただね、読み物としては、ハードボイルド物語の
切羽詰まった感やら、スピード感、ちょっとしたワクワク感
詐疑視感が、全部詰まってるから、面白いけどね。
こんな奴らの世界に、自分が居てる事は、絶対無いし
万が一にも、入ってしまったら、その日に自殺してるわ。
ただね、治安の良い日本でも、この頃はもう
世の中、平気で人殺すし、騙すし、エログロも教師が
やりよるしね。
日本も詰んでる感あるよ。
ちょっと、本気でお薦めは出来まへんけど
良かったら、本屋で見つけて下さい。