本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

ミステリーでこのタイトルなんやから

分かりやすい推理ものいうのんが、読む前から

イメージに刷り込まれてるんやけど。

初めて読む、作家さん。 小西マサテルさんです。

名探偵のままでいて

話は、その名探偵な人が、認知症、言う話なんよ。


僕は、すでに両親を亡くしてて、母親の方は、アルツハイマー認知症
もうそれと分かってからは、見る見る記憶を失っていって
ついには、歩けなくて寝たきりに成ってんけど、
レビー小体型認知症の探偵さん。
主人公は、爺さんがその探偵、言う孫娘が綴っていくねんけどね。

 

話は、介護。 どんなに、名探偵でも、どんどん記憶を失って
しまったら、事件を解決どころか、事件と知ることも出来やん。
それでも、爺さんに頼って、問題を解決して欲しいと
頼る孫娘さん。
ならば、介護が必要で、自分がそばにいて、支えたいと
思うのに、当の本人は、自分の生きた家で、一人で何とか
最後まで、まっとうしたいと、頑固な爺さん。
なので、介護サービスの世話になりながら、もてる能力を
生かして生きる。

中々ね~爺さんとはいえ。現実介護となると、
女性一人では、到底、介護なんて出来やんのやけどね
それを、自分が傍にいてと、思ってくれるだけで
爺さんは、感謝もんなんやけどね。
気持ちと、口から出てしまう言葉は一致せん言うのは
何も歳のせいでもないけど、男の意地みたいな事やろ。
その辺りの心理がこの物語は、サスペンスの事件解決とは
別に、うまいこと描かれてんねん。
読んでても、なんや良い心地がしたわ。
出てくる犯人は、逆手に取るような悪い奴も
居てたけど、そんな輩を「とっちめる」言うのは
サスペンス物の面白い所でもあるしね
両方楽しめる作品やったね。

どうやら、この作品、人気やったみたいで
僕が買った本は、再販された2版刷りでした。
タイトルがええもんね、それで、目を引くし。
休みの日にでも、読んで見て下さい。