本について、話そう。

僕の個人的な、本の趣味を、文書にしてみる

どんどん、大都会になって行く姿を見て

日本人は、一体何処に行こうとしてるのか?

首都、東京では、大阪のアベノハルカスを上回る高層ビルの建設を

計画してるとか?

首都だから? 2位では納得いかんか?

って、どのビルが2位なんかも知らんけど。

頼むから、名古屋は、そんな下らん競争に加わらんで欲しいものだ。

今日は、そんな人の歩みの原点を探る、研究をする大学の先生と

生徒の話やで。

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始まりの木

日本は、八百万の神を信仰してきて、自然の営みの中に、

神様を見つけて、それを敬い、祀って来て。

それこそ、何百年、何千年と、伝えられて来た、

祭事や、神社や、お寺。

大木や、大きな石や、岩。山や、丘、海に、浮かぶ島までも、

中には、形さえ無いもんやかて、大事にしてきた

無形文化財と言う物やな。

それが、都会になってしまった、ビルの下には

そんな過去の遺産が、有ったんやって事を、今でも

ちゃんと覚えてるか? いっつか忘れてしもて

踏みにじってへんか? 言う話を、先生と生徒の二人が

確かめる様に、旅して探していくねん。

その「始まりの木」云うのがね。その都会の中に有った

云うのは、オチやな。

 

ここ何作か、人の死、云うのを少しリスペクト

してる感じのブログ書いてるし、そうした本を読んでるけど

この話も、同じで。

人も自然も、やっぱり、生きてるもん云うのは

やがて、朽ちて、廃れて、死にゆくねん。

でもね、樹齢600年とか、1000年、生きてる大木は

人の命より、大きい思わんか?

自然の中には、そんなにも長く生きてる物も有る

たかだか80年しか、生きられへん人間やもん

その命を大事に出来やんか?

 

自然の中には、1000年でも生きてるもんが有って

そこに神様を見出して、祀ってるんやから

生き迷ったら、そんなんに縋ってみては?

神社に、参ってみては?

お寺に行って、仏様に手を合わせてみては?

 

伊邪那岐神と、伊邪那美神が、降りたって天照大神様が

国をお納めに成ってから、ずっと日本人はそうして

生きて来てん。時には、仏の力も借りて。

 

どうか、都会のビルの中に埋まってしまわへん様に。

舗装された道を歩くんや無くて

時には、泥跳ねで、汚れる様な道を歩いて見ように。